私の療養生活失敗談
■お酒を飲んで症状悪化!?
療養生活を始めた頃、
規則正しいリズムで生活することが大切だと思い、
寝る時間を決めていたんですね。
ところが、その頃は症状が非常に強い時期でしたので、
心臓がドキドキしていてなかなか寝付けません。
「眠らなきゃ! 療養しなきゃ!」
と思えば思うほど頭が回転しちゃってダメなんですよねぇ。
「羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹、羊が四匹、・・・・」
なんていう方法もやりましたが、
羊を正確に頭の中に配置しようとすると、
妙〜に心臓が高ぶり頭が回転してしまって逆効果。(>_<)
夏でしたから、暑いわイライラするわで、
そのまま朝になってしまったこともありました。
そんなことが続いていると朝と昼が逆転してしまうものですから、
「これじゃイカン!」
と思い、ついつい安易に酒の力を借りてしまうんですよねぇ。
数日間、寝るために毎晩飲んでました。
が、しかし、症状が強い時にはこれはよくないんですね。
一応酒の勢いで眠れるには眠れるのですが、
次の朝がえらく調子が悪い。
もの凄い勢いで心臓がドキドキしてるんです。
しかも不規則な動きで。
心臓の動きだけではなく、
手の震えや、足のガクガクもひどくなり、
この頃えらく難儀してました。
心臓の不整脈を加速してしまったのではないかと思います。
後でわかったのですが、
甲状腺機能が亢進している時にお酒を飲むと、
動悸が激しくなり、具合が悪くなるとのこと。
まぁ、ちょっと考えればわかることなどで、
医者も取り立てて忠告することもなかったのですが・・・(^_^;)
気がつかない私がバカ。(;_;
症状が強い時にはお酒は飲んではいけませんね。
症状が安定してくれば、そんなに神経質にならなくてもよいようですが・・・
■お酒を飲んで副作用が悪化?
「ちょっと心配? 薬の副作用」のページでも書きましたが、
メルカゾールを飲み始めて、
2ヶ月くらいで甲状腺ホルモンは正常値になり、
症状もだいぶ落ち着いてきたんですが、
副作用で少し肌にブツブツが出ていたんですね。
しかし、甲状腺ホルモンが正常値になったという安心感の方が大きく、
副作用などあまり気にかけてなかった酒好きのボクは、
また晩酌を始めてしまいます。
夏の夜の阪神戦に、ビールと枝豆はセットですしね(^_^;)
しかし、これがいけなかったようで、
ブツブツがどんどん増えてきて赤みがかってきました。
かゆみも加速するし、左の耳に耳鳴りも感じるようになってきました。
酒で副作用悪化か?
その頃、じんましんを抑えるニポラジンという薬も併せて飲んでいたのですが、
ニポラジンの注意書きに、
「アルコール類は、薬の作用を強めることがありますので避けてください。」
と書いてあることに後で気がつきます。
薬の作用を強めるとは具体的にどういうことなのか?
副作用を加速した原因が本当にお酒なのか?
素人の私にはわかりません。
しかし、お酒を飲んでいた時期に副作用が加速したことは事実です。
医者に、
「酒飲んでま〜す!」
とは言いづらいので、副作用が加速したことだけを告げたところ、
メルカゾールからチウラジールへ薬を変更。
その後、酒は一切飲むのをやめて、投薬治療に専念しました。
しばらくすると、耳鳴りは以前よりも少なくなり、
肌のブツブツも次第に引いてきました。
はっきりとは言えないのですが、
じんましんなどの副作用がある場合は、
お酒は副作用を強めるのではないでしょうか???
(人によって違うのかもしれませんが・・・)
■温泉で倒れる!
これも症状が強かった頃の話。
仕事を完全に休んで療養生活をしていたのですが、
「仕事でのストレスを解放し、病身を完全に癒すために温泉に行こう!」
と考え温泉に行ったんです。
ところが、いっぷく湯船に浸かって出ようと立ち上がった時、
突然立ちくらみがして一瞬意識が遠のいて、
バタ〜〜ン!
とその場に倒れてしまいました。
すぐに意識が戻ったので、
なんとか帰ってくることが出来たのですが、
周りにいた親切なお客さん数人が介抱して
くださり、
ご迷惑をおかけしてしまいました。
次に通院した時に担当医に確認してみました。
「あ〜っ、今のところ温泉はダメです! 普段の入浴も湯船には浸からずにシャワーだけにしておいてください。」
とのこと。
先に言ってくださいよ!!(>_<)
甲状腺機能が亢進している時には、
温泉は心臓に負担をかけるのでやめましょう。
もちろんサウナや水風呂もいけませんね。
養生しに温泉。
ちょっと安易でした。
悪い見本の典型ですね。
■日常生活で困ったこと。
失敗談というより、
日常で困ったことがいろいろとありましたので
一応箇条書きにしておきます。
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階段を上がる時「ハァハァ」言うので周りの人が心配する。 |
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字を書くとき手が震えるので緊張していると思われる。 |
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お茶を飲む手や、スプーンを持つ手が時おり考えられないような震え方をするのでアル中だと思われる。 |
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電車で立っていると足がガクガク震えるので、前に座っている女性に変態だと思われる?(笑) |
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トイレで小便をする時、足がガクガク震えて的が定まらない。 |
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おしりの筋肉が削げ落ちたため、硬いイスにすわるとおしりが痛い。 |
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時おりドモるので変に思われる。 |
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話をしている時、異常にタンが絡むので相手が聞きづらい。 |
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精神不安定になる時があるので周りの人に迷惑をかける。 |
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顔がげっそり痩せて死相になるので、人に恐れられる。 |
などなど、
「私が体験したバセドウ病の症状」
にも書きましたが、
症状が強い時はいろいろと困ったことが起こるものですねぇ。
もう二度と甲状腺機能亢進したくないですねぇ。
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